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vol.52/パシフィック、コーストハイウェイ4<人妻日記>

 サンフランシスコで2泊、その部屋はなかなか広く、キッチンと大きな冷蔵庫が付いていた。(ちなみに、キッチンは使えないようになっていたが。)
 その日は大雨が降ったせいか、かなり寒かったのでヒーターを入れた。「なんだかニューヨークの方が暖かいかもね〜」そんな寒さの中をタバコを吸いに外へ出る旦那。ノンスモーキングルームだから仕方がない。
 レッドウッド(巨大アメリカ杉)で有名なミュアウッド(州立公園)迄はサンフランシスコ市内から約30分のドライブ。 翌日は早速、サンフランシスコのシンボルとも言えるゴールデンゲートブリッジを渡り、ミュアウッドへ向かった。 さすがにサンフランの象徴ゴールデンゲートブリッジだ〜!全長2789メートルもある真っ赤な釣り橋にはすでに沢山の人々。歩いて景色、眺めを楽しんでいる人達や、自転車でのサイクリングコースを楽しんでいる人達。渡った先にはビスタポイントといったお勧めビューポイントがありそこからの眺めも最高だ。
 そこからミュアウッド迄の道のり、といったらこれが吃驚!のワインディングロード。ミュアウッド迄は右だ〜!左だ〜!っといった数々の標識に従いながら走ることになる。「デッカ〜イ!」「巨木だって〜こんなでかい木があるなんてね〜さすがアメリカ!」巨木で形成されている森は、深〜い緑の匂いでいっぱいで、そこにはまだまだ沢山の自然が残されたいた。森林浴とはこの事なのね〜と30分くらい歩いた頃だったか、突然私達の目の前に現れたは、野生鹿の親子だった。「何だかあの子鹿、変だね〜」足元が不安定な子鹿。そんな子鹿を気にしていると、「あれあれ〜?」お母さん鹿が子供を残していなくなっちゃった。お母さんがいなくなり歩けないのか?子鹿は座り込み、茂みに身を隠し見えなくなった。「このままじゃ〜あの子鹿死んじゃうよ〜!」前日の大雨で、回りには沢山の水たまりができいている。見守っていたって切りがない「そうだ、レンジャーに知らせよう!」
 レンジやーに子鹿の救出を頼むと、ホッ!と一安心。聞く所によると産まれたての子鹿を残し、お母さんがいなくなってしまう事は、毎年この時期ここでは頻繁に起きている事らしい。人助けならぬ、鹿だすけをした私達は、自然と野生の素晴らしさをいっぺんに体験する事ができたのだった。
 そ〜そ〜ちなみに!昨晩の幽態離脱体験?も、、、旦那には初めての体験だったらし〜。タバコを吸いに外に出、そして又部屋に戻った旦那の目の前には自分の姿が、、。(恐〜)
 これは何なんだろう〜?偶然、考えすぎ、気のせい、、なのかも知れませんけど。
(原文まま)
*掲載号では、誤字、脱字は校正し、編集したものを発行*
2006年6月30日号(vol.125)掲載
by tocotoco_ny | 2006-06-27 14:24 | 人妻日記
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