人気ブログランキング | 話題のタグを見る

vol.21/昼下がりの旦那さん<buku1905>

■しなやかなしたたかさ。
僕の職場は、圧倒的に女子が多かったりします。
それで今日みんなで話してたら、
「ほら、よく言うじゃない。生理は伝染るって。」
なんて言われたわけです。
・・・。
・・・。
ああ、僕38歳男子。
この歳で初潮迎えるかもしれません。
お腹痛くなったりして大変になるかもしれません。
薄型で多い日も安心するかもしれません。
厚型のほうが多い日は安心するかもしれません。
(しつこい)
なんてことを言ったら、きっと訴えられたかもしれません。
(最高裁までいったかもしれません。人生の曲がり角だった瞬間。)

■ボインマン。
カッコ悪いので隠しておこうと思っていたんですが、
足を捻挫してたりします、僕。
急いで階段駆け下りたら、
足が全然ついてきませんでした。
「気ばかり若い」とはこのことか。
足はちょっと叱っておこうと思ったのですが、たいへん痛いので優しくしたりしてるわけです。
早く良くなってね、足。
(38歳になると、自分の足と会話が出来るようになります。若い皆さんは、早く歳を取ると良いよ。)
それでやっぱり年齢を考えたりするわけです。
ちょっとまとまった時間があったら、自分をゆっくり捜したいなあなんて思ったり。
もう38歳だから、捜すような自分はもう無いなあなんて思ったり。
明日はどっちだろ?
(きっとどっちでもない)

■哀愁セレナーデ(セレナーデってなに?)
夜の登戸は男の香り。
なんでこんなにも腋臭の香りでいっぱいなのか。
きっと男らしい人が集まりやすい地区なんだと思う。
この強い香りの何パーセントかが、僕の体から出ているのかと思うと
ちょっと他の人に申し訳なく感じる秋の日。
ほんとはそんなこと1パーセントも感じていない秋の日。

■林檎の殺人事件。
昔の自分を思うと恥ずかしいです。
でもそれが若さってことだと思います。
未来の自分を思うと不安です。
でもそれが老いってことだと思います。
それで今の自分はどうかというと、
見ないようにしています。
今の自分を否定や悲観したら大変でしょ?
(別名、現実逃避とも言います。)
なので、職場の人の
「ぶくさんの存在は良いけど、自分はぶくさんみたいになるのは嫌だなあ」
という発言はまったく如何なものかと思います。
それは冗談でも言っちゃダメ。
たとえ嘘でも言っちゃダメ。
本当にそう思ってても言っちゃダメ。
それから仕事がたいへん忙しい最中の僕に、
「今度生まれ変わったら、空を飛ぶものになりたいんです。」
なんてことも言っちゃダメ。
仕事しろってこと。
場の空気を読みましょうってこと。
(ここの職場はたいへんピンチと思いましたって話)

(上記原稿は原文にほぼ忠実ですが、紙面の構成上、一部抜粋して発行)
*原文は以下のアドレスへ*
plaza.rakuten.co.jp/dadamore/
2006年11月24日号(vol.135)掲載
by tocotoco_ny | 2006-11-23 03:23 | 2万円でどう?
<< vol.21/ジェネラリスト ... vol.14/THE unti... >>