女から嫌われる女のダントツナンバーワンは、「男の前と女友達の前とでは、態度が全然違う女」である。ような気がする。自分の高校時代の周りの記憶とか、これまでネットで読んだスレッドなんかからの感覚的統計。年代に関係なく上の答えでダンゼン一致している。ように感じる。そういう括りが乱暴なら、「男の前で態度を変えるという選択は、女性の間では、多くの年齢層において、はしたない、ぬけがけ、なりふり構わず、男日照り、裏切り・・・とにかく御法度級のリスクがともなう」と解釈して良いだろう。同性に快く思われない背景には、「私はあんな女とは違って、節操がある(と見られたい)」「う、あんなに直球でアピール出来るなんて羨まし・・けど認めたくねー」「アタクシまで飢えていると思われるから、やめてくださらない?」などなど、様々な感情があるのだろう。そこへもって、毎回合コンでイケメン君が、そんな女に「ころりと騙されて」、「本性を見抜けない」となれば、やはり「男はバカ」で「結局女を顔でしか判断しなくて」、「そのせいで、自分たちのようなマトモな女が売れ残る」という結論に至っても仕方がないのかもしれない。
しかし!!この論理、「バカ女のせいで売れ残った」女にとっては大変飲み下し易いので、なかなか覆されることはないが、はっきり言って大間違いである。 そもそも男は「本性を見破ることが出来ない」のではない。彼らの多くは、自分(達)の前でしとやかに振る舞ったり、甲斐甲斐しい面をアピールしたりという「態度の豹変」を、悪いなどとは微塵も思っていないのである。むしろ、「普段と違う最高の自分をオレ(達)にアピールするなんてカワイイ。オレに気があるのだなオヌシ」くらいの好印象である。 さらに、男の本音は、「へーえ。◯◯さんって同性には評判悪いんだ。女は大変だなあ。そんなことで嫌われるなんて。自分のアピールが足りなくて男にモテないのを◯◯さんのせいにして、影でオレに悪口言って来るこの女の方がよっぽど嫌いだけどなオレは。よし!そんな邪悪な女集団から、◯◯さんを守ってやるぞ!」とまあ、「マトモな女」には分が悪すぎるのである。 実際、男の舞台裏は全く逆である。合コンでもサークルの合宿中でも、男は結託して女の前で態度を変える。変えるどころか、段取りを打ち合わせしてから本番に挑むのが普通である。女よりも社会的(序列的)動物のなせる技である。 社会的といえば、男の方が女よりも、「こいつは顔が良い」「あいつは金持ってる」「オレはオモロい」など、自分の社会での役割を割り切って、冷めた目で見ているから、「より多くの参加者がおいしい思いをするための」連係プレーが可能なのであろう。それゆえ、一人だけ「ボクチンは、そんなお下品な行動に走りませんよ」なんてしらけているヤツは「空気読めない(KY)」扱いで完全に蚊帳の外である。 しかし、こういう気取りKY男が稀に、自称「はしたなくないマトモな女」の目に飄々とした紳士に映り、うまく行くことも。 捨てる神あれば拾う神あり。 ちなみに、出会いを求めていざ出陣の時は、必ず自分より美人さんと一緒に挑むこと。そうすれば最小限の努力で、おこぼれがバンバン自分に降って来るから。下手なプライドなど捨てて、2番手で手堅くやりましょう。1番人気になっても1番イケメン君とうまくいく保証はないし、それどころか妄想バリバリ君にストーカーされる可能性大です。リスクは美人さんに押し付けちゃいまひょ。 (原文まま) *掲載号では、誤字、脱字は校正し、編集したものを発行* 2008年3月14日号(vol.162)掲載
by tocotoco_ny
| 2008-03-13 14:03
| オンナの舞台裏
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