vol.38■tocoloco local news

f0055491_9493420.jpgイザ!という時のために、着メロにキープしておきたい曲?
心臓マッサージに効果アリ!「ステイン・アライブ」

●16日、ロイター通信が伝えたところによると、心臓発作を起こした患者に行う「胸部圧迫による心臓マッサージ=心臓蘇生法」に、往年のディスコミュージック「ステイン・アライブ」(Stayin' Alive)が最も効果的であるという——。これは、イリノイ大学医学部の研究チームが行った調査で、アメリカ心臓協会(AHA)が推奨する心臓蘇生法(CPR)の一定のリズム「1分間に100回」にほぼ近い「1分間に103拍」という数字が、同曲から得られたという。同大学のデイビッド・マットロック博士は、学生および医師15人を対象に「ステイン・アライブ」を聴かせながら、そのリズムに合わせてマネキンにCPRを行わせ、その5週間後、今度は音楽は無しの状態で、同曲のリズムを、各自思い出させながらCPRを行わせた結果、音楽を聴きながらの場合は「1分間に平均109拍」、音楽が無い場合でも「同平均113拍」というCPRに最も適した良い数字が得られたという。CPRには1分間で100拍を下回るよりも、より多い回数の方が効果が高いとされており、実際、AHAでも約2年前からCPRの訓練に「ステイン・アライブ」を使用しているという。f0055491_950873.jpg この命を救うかも知れない「ステイン・アライブ」は、1977年の映画「サタデー・ナイト・フィーバー」でジョン・トラボルタ(写真右)が踊り狂う時の曲で、イギリス出身の3人組「ビージーズ」(The Bee Gees=同左)のメガヒット曲だ。同研究チームを率いるデビッド・マトロック医師は「誰もが知っている曲のため、心臓マッサージの際、一定のリズムがとりやすい」と同曲による効果を説明。また、AHAの広報担当でもあるビナイ・ナドカルニ博士(ペンシルベニア大学)も「大学の授業で、心臓マッサージのリズムがなかなか取れない学生が、ステイン・アライブを聴きながら練習したところ、すぐに適切なリズムを修得した」と同曲の効果を推奨している。この曲を知らない世代なら「親や祖父母のために」、壊かしむ世代なら「自身や身近な人のために」——そんなイザ!という時のために、ケータイの着メロとしてキープしておきたい1曲かも知れない。それにしても「Staying Alive」のタイトルも出来過ぎ?「同曲には正しい速度が保たれる効果」があるとして、今月末に行われるアメリカ救急医学会の会合でも発表される。
■「ステイン・アライブ」(Stayin' Alive)が試聴できるサイト=www.lastfm.jp
2008年10月31日号(vol.177)掲載
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by tocotoco_ny | 2008-10-31 09:48 | tocoloco
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