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vol.158/山本モナは確信犯である<友野コージ>

 先日、マサチューセッツの高校で、16歳以下の女の子17人が集団妊娠した。相手の男はクラスメイトだったり、ホームレスだったり、つまり相手なんて誰でも良かったのだ。市の教育長や日本のマスコミは「妊娠のファッション化」とか「性のゲーム化」などと的はずれなことを言っていた。
 今の若い女の子たちは、おぼろげながら気づき始めてる。女性の権利を主張したり、逆に結婚して子供生んだりしても、女が解放されないことを。男と女が恋をして、独占して嫉妬して結婚して、子供が生まれて、つまりセックスを軸とした家族というものに疑問を感じ始めている。そして新しい「仮族」というものを模索し始めている。その根底にあるのは、「父親なんて誰だっていい、産むのは女なんだから」という「男の無意味化」「男の奴隷化」である。男のことで嫉妬するなんて、いかに愚かで男社会の思うつぼであるかということに気づき始めている。女にとって男なんぞ嫉妬するほど大切な存在じゃなくなり、セックスで気持ち良くさせてくれる道具であり、子供を生むための優秀でイケメンの種だけをもらう奴隷となっていく。そして、女同士の友情が強い絆になっていく。問題は、種をもらった男に「父親になんてなってもらわなくて結構。これからは快感のためのセックスを色んな男とするから」と言いながら、子育てをしていく経済力をもたなければならないこと。おそらく、遠くないうちに女性総理大臣や女性天皇が誕生し、そういう女性を支援する社会システムができる。支援を受けながら、女友達3〜4人が「仮族」を形成し、恋やセックスを楽しみながら、誰かが妊娠したらみんなで協力しあって子育てをする。それぞれ仕事もしながら。女の子が生まれたら名字を引き継ぐ。男が生まれたら奴隷となる。これが女にとって、男社会に対する最高の「女の逆襲」の形だ。
 さて、タレントの山本モナが、ジャイアンツの二岡との不倫騒動で、現在多くのバッシングを受けている。山本モナはかつて民主党議員との不倫問題で、ニュース23のキャスターを降板している。その後、事務所が同じビートたけしの応援もあり、バラエティー番組で活躍し、そしてこのほどフジテレビの「サキヨミ」という情報番組のキャスターに返り咲いた。今回の二岡との不倫騒動は、その新番組の一回目の生放送が終わったあとの深夜のことである。フジテレビには電話やメールで視聴者からの批判が相次いでいるらしい。おそらく今回も番組降板になるだろう。僕は山本モナが確信犯でやっているのではないかと思っている。その理由は彼女の名前にある。「モナ」という名前はモナリザから来ているのではないだろうか。モナリザのモデルには諸説あるが、父親のいないシングルマザーであったという可能性が高いと言われている。同時にモナリザは母性の象徴とも解釈されている。またモナリザを描いたダ・ウ゛ィンチは同性愛者あったといわれている。世界的な大ベストセラーとなった「ダ・ウ゛ィンチコード」で描かれたことは、母権社会から父権社会へ移行したことを暗示している。
 山本モナのモナという名前は、単なる偶然とは思えないのだ。彼女は、現在の一夫一妻制度をもとにした家族体制の崩壊をたくらんでいるのではないだろうか。そして、女性がもっと自由に恋をしてセックスを楽しめるような母権社会の復活を目論んでいるのではないだろうか。山本モナを世間の男が批難して、女性が喝采するなら理解できるが、現実はその逆であるようだ。女の批難によって彼女は当分ブラウン管から抹殺されるだろう。そのとき、第二の使者として彼女の妹を登場させてほしい。彼女に妹がいるかどうかは知らないが。そのとき、妹の名前は「山本リサ」であってほしい。
(原文まま)
*掲載号では、誤字、脱字は校正し、編集したものを発行*
*友野康治オフィシャルサイト「LOVE MYSELF」へもお立ち寄り下さい。
2008年7月25日号(vol.171)掲載
by tocotoco_ny | 2008-07-25 03:53 | ニッポンからの手紙
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