ジュリア・ロバーツの効果大
1日のチケット売上げ7ミリオン? ■ジュリア・ロバーツ(写真)のブロードウェイ・デビュー作「スリー・デイズ・オブ・レイン/Three Days of Rain」のチケットが1月28日に発売され、1日で7ミリオン(ニューヨーク・ポストの隠密調査による)を売り上げ、現在は251ドルのプレミア席以外、見事完売らしい。脚本はトニー賞を受賞したリチャード・グリーンバーグ、監督はウイックドやオッド・カップルを手掛けたジョイ・モンテーロ。同作品でロバーツは一人2役を演じる。ちなみにブロードウエイ出演とはいえ、その出演料は映画と比較にならないほど安いというが、昨年はデンゼル・ワシントンがシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」に出演するなど、最近、銀幕スターが生の演技を披露するのがトレンド傾向にあるのかもしれない。同作品は3月28日から6月18日まで、ジェイコブ・シアター(242 W. 45th St.)で限定公演される。チケットの購入はテレチャージ(212-239-6200)まで。 マーヴィン・ゲイの伝記映画 5月からヨーロッパで撮影スタート ■キャリアの絶頂期にあった1984年4月、壮絶な最期を遂げて亡くなった偉大なるソウル・R&Bシンガー、マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の伝記映画「Sexual Healing」が、現在制作中という。同作品は彼の遺作でもある不朽の名盤「セクシャル・ヒーリング」(82年10月発売/写真)と同タイトルになるらしい。その内容は、醜悪な裁判にまでもつれこんだ長年の離婚騒動や2度目の結婚の失敗、薬物中毒などが原因で、私生活は混乱を極め、所属していたモータウンレコードを追われて一時歌手活動を休止。その後、アメリカを離れてベルギーに渡った彼の姿を刻々と描くという。マーヴィン・ゲイ役には映画「Rent」に出演したジェシー・L・マーティンが演じる。監督および脚本を手掛けているローレン・グッドマンは同作品について「マーヴィン・ゲイは同時代の人々の代弁者である以上に、大きく魂を揺さぶる存在であることが分かった」と熱く語っている。撮影は今年5月からハンガリーとドイツで開始される予定だ。全く彼を知らない世代の若者も、彼の永遠の名作「What's Goin' On/ホワッツ・ゴーイン・オン」(71)なら聴いたことがあるだろう。この名曲はモータウン史上最高の売上を記録したゴールドディスクといわれ、そのおかげでモータウンは再び時代の最先端「ニューソウル」(80年代のベイビー・フェイスなど)の流れをリードすることができたという。彼は45歳の誕生日前日、宣教師である父親との口論の末、父親にピストルで射殺されている。そんな彼の晩年を中心としたストーリー展開というから、また1本、今から楽しみな映画が増えそうだ。 2006年2月28日号(vol.117)掲載
by tocotoco_ny
| 2006-02-23 03:49
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